サプリメントと食事で予防

62歳 女性
昨年、肺炎で母を見送りました。
享年86歳でしたが、80歳を目前にした頃から言動におかしな様子が見受けられて、病院でアルツハイマー性認知症だと診断を受けていました。
今思えば、もっとそれ以前から兆候はあったんです。
忘れ物や電話のかけ間違いが多くなっていて、けれど「もう年だから仕方ないよね」と言って母も一緒に笑っていたのですが、あの笑顔の裏には人には言えない不安を一人で抱えていたんじゃないかと思うと可哀そうで…。
もっと早く気付いていればと正直、今でも後悔で胸が痛みます。
母が認知症になったおかげでと言っては語弊があるかもしれませんが、認知症のことやその家族のことなど本当にいろいろ勉強させてもいました。
その中でも今の自分に役立つことは、認知症は発症する前からの予防が一番の有効手段だというセオリーです。
もちろん、早期発見であれば発症してからでも進行を遅らせる工夫や薬などがありますが、やっぱり一番は予防です。
そんな私が今やっていることは、
1週間に3日はお魚をたべること
ブロッコリーやキャベツなど抗酸化作用のある野菜を多く食べること
油は少し高くてもオリーブオイルやシードオイルを使うこと(ココナッツオイルはにおいがダメでした)
納豆やヨーグルトなどの発酵食品は欠かさず毎日1品は食べること
緑茶やコーヒーはペットボトルではなく、茶葉や豆から淹れて飲むこと
まだまだ他にも「認知症予防に効果がある」と言われるものは、聞いた次の日には我が家のテーブルに並んでいますね(笑)
あと、絶対に外せないのがサプリメントです。
母が亡くなる1年ほど前から飲ませていたものですが、そのサプリを飲み始めてから母の認知症の症状が少し雰囲気が変わってきたのを感じました。
顔付が穏やかになって、目を開けるのさえ億劫がって眉間にシワを寄せていたのが、気分の良い日には「おはよう」なんて母から声を出すようにもなってきていたんですよ。
けれど、誤飲性の肺炎で母の衰えた体力では持ち堪えられず、改善の兆しが見られた矢先に逝ってしまいました。
そのサプリメントを私が引き継ぐ形で毎日あの日から飲み続けています。
母を見ていてもそうでしたが、高齢になれなるほど普通の食事からでは充分な栄養が吸収できなくなるんです。
それに食べられるものも、どんどん限られてきますしね。
だから認知症予防のため、私にとっては母に飲ませていたサプリは形見のようなものでもあり、無くてはならないものなんです。