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予防に繋がる対人関係

認知症予防に繋がる良好な対人関係を築く中高年夫婦

あなたはこの1年間に新しい知り合いができましたか?

対人関係はその人の置かれている環境によって付き合い方や接する人数、巡り合う人たちなど様々ですよね。

とはいえ、平均的に見て仕事をしている人とそうでない人を比較してみると、圧倒的に仕事をしている人の方がそうでない人より他人と接する機会が多くなっているというデータがありました。

女医イメージ

では、認知症予防にも繋がる対人関係にはどのようなものがあるのでしょう?

人が人であるために

これは心理学の要素を含んだお話になりますが、人間が人間であるためには自分以外の他者の存在が必要だといわれています。

それは何も認知症予防としてだけではなく、子供から大人まで健全な精神を養い維持する上でとても大切な関係性であり、人としての根源を無意識の内にも確立することが対人関係を通してできるのだそうです。

対人関係から受ける恩恵

自分は誰かに必要とされているという自覚

加齢と共に外出が億劫になったり人と会話することが面倒になることは誰でもあることです。

けれど、そんな心の老いから救い出してくれるのは「頼られている」「必要とされている」という認識。
まさに、情けは人の為ならずですね。

愛したり愛されたりすることで若返る

認知症予防の特効薬のひとつに「恋愛」があるそうです。

人間は年齢に関係なく誰かを愛したり愛されたりすると、オキシトシンという別名「幸せホルモン」と呼ばれる物質を作ると言います。
そのオキシトシンには脳だけでなく、生理機能までも若返らせるという報告がありました。

気の合う人との対人関係は
脳に良い刺激を与えてくれる

これは家族や同僚という社会的括りや何年一緒に付き合ったという時間的括りにも無関係で、とにかく「この人といると楽しい」と感じられる人間関係を持てる相手がいるかどうかということです。

気を許せる関係や気の合う仲間というのは、脳にとっても心地よい刺激となって老化を遅らせることが分かっています。

良きライバルとの競争で老化防止

人間は適度な競争心があった方が、脳機能が活性化されるということが分かっているそうです。

そのためには、多少勝ち負けを意識できる良きライバルの存在は障害の宝だと言えるでしょう。

扶助の精神

ロシアの思想家で地理学者でもあったクロポトキン教授が提唱した「相互扶助」の精神は、それまでの進化論とはまったく違う見方で人間の存在を解いたものです。

人間は生き抜くための競争をすることではなく、自発的な助け合いこそが人間性を高めるというようなお話ですが、扶助の精神は認知症予防にも大いに効果があるのではないでしょうか。

年代別「友だち」の数

今やSNSを使って会ったこともない人と友人になるのは珍しいことではなくなりました。

事実、Facebookをやっていると、友だち200人とか300人なんて当たり前。
しかし、ここでは実際に見て話すことのできる心の交流を持てる友だちの人数を調べてみました。

アンケート調査による友だちの平均人数

10代後半 44人
20代 21.4人
30代 15.1人
40代 5.3人
50代 4.7人
60代 2.8人
70代 1.5人

これらは「ごく浅い付き合い」から「深く親しい友人」までを含めた回答結果をまとめたものだそうです。

見逃せないのが、40代に入って急激に数字が低くなっている点でしょう。
その背景には、子育てや転勤など生活環境の変化や、「知り合い」と「友だち」をよりハッキリと自分の中で分けるようになった心の成熟があるとされていました。

そして60代で約半数に減るのは、定年退職が大きく関わっているのではないかと見られているそうです。

それにしても、この数字を見てどう感じますか?

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深い付き合いだけを続けるのではなく、浅く広い対人関係を一定の割合で保ち続けることもポイントとなっているようですよね。

様々な予防方法