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夫の高熱の後に脳トレを意識

夫の認知症を覚悟する妻

64歳 女性

滅多に風邪を引かない夫(67歳)が珍しく高熱を出した夜のこと、それは突然起きました。

咳もひどく痰も絡むようでベッドの枕元にティッシュの箱とゴミ箱を用意して眠っていた時のことです。

夜中に夫がゴソゴソと動き回っている気配に目覚め、電気を付けるとティッシュを持って足元の方へ向かって腕を伸ばしていました。

「何してるの?」
と聞いても、聞こえないのか答えがなくて不安になった私は夫のところまで行って、その肩を揺さぶりながらもう一度
「どうしたの?」
と聞きました。

すると、
「ゴミだから…捨てなくちゃ…。」
とモゴモゴとした感じで夫が言いました。

どうも方向感覚が無くなっているのか、見えない物が見えているのか、とにかく普通の状態ではないことだけは判り熱を測ってみると39.6度も!

心配になって救急車を呼び病院へ行くとインフルエンザだと告げられ、お薬を処方されたのですが、夫の変な行動の原因を聞くと「せん妄状態でしょう。高熱だとそうなる人がたまにいますよ。」とお医者さんは慣れた感じで答えてくれました

そして帰りは私1人で夫を支えて部屋まで運ぶことが不可能なので、介護タクシーを頼み何とか帰り着きました。

その日から5日間、夜になって熱が上がると夫の行動がおかしくなる日が続きいよいよ認知症になってしまったのかもと覚悟をしたほどです。

しかし、6日目からは熱も出なくなり同時に変な行動を取ることもなく、いつもの夫に戻ってくれましたが病気の時の話をしても本人は覚えていないと言うのです

そこで夫も心配になったのか、脳神経科でMRIを撮ってもらうことに

検査の結果は、
「年齢並みの老化はありますが、特にMRIで引っ掛かるようなものは出ていません。」
と言われ、とりあえず一安心。

その時から夫も私も脳がどれほど大切なのかを、笑われるかもしれませんが本当に実感できて少しでも『脳に良い』と言われることを2人して情報収集、そして実践するようになりました。

夫は市のシルバー人材派遣に登録して、率先して仕事をするようにしています。

また、朝は私も一緒にリビングでラジオ体操と脳トレ体操を毎日欠かさずやり、認知症を予防する栄養素に特化したサプリメントを2人で飲むようになりました。

その甲斐あってか、2人とも前のように風邪を引かない身体を取り戻し夫が再び変な行動をすることもありません。

あの時、病院の先生は「よくあること」というような軽い口ぶりでしたが、おかげで自分たちのことは自分で管理しなくてはいけないのだということを改めて考えさせられました。