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犬を飼って認知症予防

認知症予防を助けた愛犬

76歳 女性

3年前に夫に先立たれて以来、全ての気力が抜け出てしまったような喪失感と虚無感を感じていました。

子供も心配してくれて「一緒に暮らそう。」と言われていたのですが、長年暮らし慣れたこの家や土地を離れるのは寂しく不安でもあり決心がつかないまま月日が過ぎました。

1人暮らしが続くと時間や曜日の感覚が薄れてきて、食事も「別にお腹が空ているわけじゃなし。」と昼食や夕食を抜かしてしまうこともあります。

たまに様子を見に来てくれる娘や孫がそんな私の暮らしぶりを案じてくれて、認知症予防の栄養が入っているというサプリメントを飲むように持ってきてくれました。

それと同じくらいの時に近所で犬猫の「里親募集」というのをやっていて、隣のYさんと一緒に見に行った時にある犬に一目惚れをしてしまったんです。

里親募集をしているのだからすぐに飼えるのかと思ったらいろいろ質問されて、やんわりと「年寄りの1人暮らしには渡せない」という規則があることを伝えられました。

頭では犬の寿命と自分の寿命を計算すれば「さもありなん」と理解できるのですが、それでもその犬の姿が目に焼き付き後ろ髪を引かれる思いでいると一緒に来ていたYさんが「うちで飼うことにしてあげる」と申し出てくれたんです。

Yさん宅は二世代同居なのですんなり譲渡成立。

そしてその犬は私の元にやってきて、以来1人と1匹で暮らしています。

もしも私に何かあった時にはYさん宅で引き取ってくれるように向こうのご家族も快く見守って下さっているので安心です。

それにしても犬という生き物と暮らすのは考えてみれば娘時代以来で、こんなにも手を焼かせるくせにその何倍も愛おしいものだったのかとそれまでの毎日が一変した感じです。

ナナという名前を付けて、 ナナのために毎日外を散歩するようになり、ナナのために食事をしっかり作るようになり、ナナのためにもっと健康でいなくちゃと心底思えるようになりました

たしかに娘が毎月届けてくれるサプリメントを飲んでいるせいもあるのでしょうがナナと暮らすようになってからは朝が来る度に「今日はどのコースを散歩しようか」とか「おもちゃは何を持っていこうね」などと喋ることも多くなりました

孫にもナナはよく懐いてて、孫が遊びに来ると喜んでじゃれ合っています。

ナナには私の限界が分かっているようで、孫と遊ぶときのような乱暴なことはしてきません。

そう思うとやはり年寄りが犬を飼うことは、いろいろ難しいなと得心がいき、こうして見守ってくれるYさん一家や娘夫婦がいることに感謝しつつ私も元気でこれからもナナを幸せにしてやろうと思うのです。

また、ナナが来たことで私自身にも大きな目標ができました。
それは絶対にナナより先に目を瞑らないということです。

これからも1人と1匹、健康に気を付けて楽しく暮らしていこうと思います。