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認知症予防のための運動

認知症予防体験談の男性が立ち寄ったコンビニ

66歳 男性

私が自分が「おかしい」と思ったのは、忘れもしません半年前のコンビニでのことです。

いつも通りサイフからキャッシュカードを取り出し、コンビニATMに入れた後タッチパネルでの操作になぜか手間取り後ろに人が並ぶ気配があったので気持ちも焦りました。

そのせいもあったのかもしれませんが、「暗証番号入力」という画面の前で得も言えぬ感覚を味わったのです。

なんというか時間が止まったような、自分が自分でないような、頭の中にあるはずの記憶がすべて抜け出てしまったようなそれは恐ろしい感覚でした。

お恥ずかしい話しですが、自分のキャッシュカードの暗証番号が全然思い浮かばないのです。

どのくらいボーっと画面を見ていたかは定かではありませんが、背後の人に不審に思われやしないかと不安になり思い付く数字を並べてタッチしたのですが、なんと3回エラーを起こして頭が真っ白になりました。

逃げるようにその場を離れ、外に出てからもとにかく速足で歩いたのを覚えています。

家に帰り妻にそのことを離すとすごく心配され、脳神経内科へ行くように言われましたがその時点では明瞭に暗証番号を思い出せていました。

エラーで使えなくなってしまった口座を解除するため銀行へ行った時は、さすがに本当のことは言えず「酒に酔っていたので」と誤魔化しました。

それ以来、私はもう二度とあんな不安な思いはしたくないと、大嫌いだった「身体を動かして汗をかくこと」つまり運動を始めたのです。

朝日を浴びてのウォーキングが認知症予防に効果があると聞いたので、毎日1時間早く起きて最低でも30分は歩いています

最初は疲れるし、人目も気になるしでルームランナーを買おうと思ったのですが妻の許可が出ないので仕方ありません。

でも、そうやって毎日風を切って歩くようになってから1か月もしない内に、気分が爽快になっていく感覚があり、汗もじんわりとですが出るようになりました。

今では新しい暗証番号だけでなく、マイナンバーの数字も妻の分までクリアに頭に浮かぶようになりました。

記憶が途切れることの恐ろしさと、そうならないための運動がしっかりと結びついていることを身をもって知った次第です。

家では妻がそんな私のために食事に気を使ってくれるようになり、夫婦二人三脚でまだまだこれからの第二の人生を笑顔で過ごしていきたいと改めて感じています。

健康で長生きして、笑顔で最後を迎えるためにも認知症だけでなくいろいろな病気の予防はこれからが本番になっていくのでしょう。