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治療薬の副作用

認知症治療薬の副作用について説明するドクター

現在認知症の治療に使うことを認可されている薬は、日本国内において4種類あります。

しかし、この4種類とも認知症の進行を遅らせることはできても根本的に治すことは残念ながらできません。
しかもピンポイントで狙い撃ちをする西洋医学の概念で製造された薬は、認知症治療薬に限らず大なり小なり副作用が生じるリスクがあります。

女医イメージ

ここではそんな認知症に使われている薬の種類と、どのような副作用があるのかを調べてみました。

認知症に使われている薬

「認知症に使われている薬」としましたが、正確にはアルツハイマー型認知症に対して有効とされている薬のことです。
その他の認知症に対しては、実は薬そのものが存在しないという現状をご存知でしょうか。

血管性認知症に対しては、その原因となる高血圧や糖尿病などへの対処と予防が間接的な治療法とされており、レビー小体認知症に対しては専用の薬は存在せず、アルツハイマー型の薬を用いている状況なのです。

アルツハイマー型認知症の治療薬

ドネペジル

商品名アリセプト:1999年認可、脳内の伝達物質アセチルコリンを増やす

リバスチグミン

商品名イクセロンパッチ、リバスタッチパッチ:2011年認可、アセチルコリンを増やす

ガランタミン

商品名レミニール:2011年認可、アセチルコリンを増やす

メマンチン

商品名メマリー:2011年認可、グルタミン酸濃度を下げる

以上の薬が現在、アルツハイマー型認知症に対して有効性が認められ使われている薬となります。

ここでひとつ質問ですが、この数字を見て「4つもある」と思いましたか?それとも「4つしかない」と考えましたか?

この4剤の影には、アメリカだけでも100種類以上もの認知症治療の新薬開発に失敗した事例があるのです。
高齢化が進む人類にとって目下の課題ともいえる認知症の治療薬は、今や全世界を挙げて研究が推し進められていると言っても過言ではないでしょう。

薬のもうひとつの顔・副作用

薬は様々な病気と闘う上で、病人や家族にとって強い味方であると同時に、充分に気を付けて付き合わねばならない医学の産物です。
というのも、薬とは時に自然の流れに逆らう働きを人工的に起こさせ、病気を治癒したり症状を軽くする働きをするので、どうしても副産物として弊害が出てしまいます。
それを我々は「副作用」と呼んでいますよね。

では、認知症の薬4剤それぞれの副作用を見てみましょう。

ドネペジルの副作用

心臓病、消化性潰瘍、気管支喘息、パーキンソン病を患っている人は、症状が悪化する恐れがある。
一部の胃腸薬や抗生物質、パーキンソン病治療薬との併用は注意が必要。

リバスチグミンの副作用

心臓病、消化性潰瘍、尿路閉塞、てんかん、気管支喘息、閉塞性肺疾患、パーキンソン病を患っている人は、症状を悪化させる恐れがある。
コリンエステラ−ゼ阻害薬(アリセプト、レミニール)との併用不可。
また飲み合わせに注意が必要な薬が、処方薬、一般市販薬に限らず多い。

ガランタミンの副作用

心臓病、消化性潰瘍、尿路閉塞、てんかん、気管支喘息、閉塞性肺疾患、パーキンソン病、肝臓病、腎臓病を患っている人には注意が必要。
また、飲み合わせに気を付ける薬が多数ある。

メマンチンの副作用

腎臓病、重い肝臓病、てんかんを患っている人は服用に際して注意が必要。
飲み合わせに気を付ける薬がある。

これら以外にも、全体的に眠気やめまい、ふら付きが起こったり、手足のしびれやけいれん歩行困難などが現れることもあるので、家族の注意が必要とされます。

また、消化器症状も比較的多い副作用のひとつです。

吐き気おう吐食欲不振腹痛下痢など。

女医イメージ

認知症の薬は認可が下りてからまだ間もない物が多いため、今後も引き続き副作用の情報収集は必要だと思います。